錦織圭が18歳に負けた原因は?イケメンのムゼッティとは?

地元イタリアの18歳ムゼッティ(249位)は、予選を勝ち上がり本線の一回戦でワウリンカ(17位)をストレートで破り勢いに乗っている選手です。

ワウリンカ戦では、ワウリンカのエラーの数も多く本調子では無い感じでしたが、ムゼッティはチャレンジャーらしく思い切りの良いプレーで勝利しました。

驚いたのは、ワウリンカとの片手バックハンドラリーで打ち勝つ場面が多かったのです。
また1人、強烈なシングルハンドを打つ選手が出てきた感じがしました。

錦織との初対戦

イタリアのムゼッティは1ゲーム目からファーストサーブの確率が高く、まるでプレッシャーを感じていないようにサービスゲームを難なくキープしていきます。

錦織のスタートも特別ミスが多い訳でもなく、ストロークやサーブ&ボレーなど多彩なショットでポイントを重ねていました。

第1セット3ゲーム目ムゼッティのファーストサーブの確率が下がり、錦織がストロークで押して40-15となりましたが、ムゼッティの冷静なプレーと錦織のミスが重なり、そのゲームを落としてしまいました。

ムゼッティはこのゲームを挽回してサーブをキープできた所からグイグイ調子をあげて来るのに対して、錦織は肩を落としたように次のサーブをブレークされ1-3とゲームを離されます。

ここからムゼッティの思い切りの良さが目立ち、ボールが跳ね上がるクレーの特徴を活かしたサーブや、フォアとバックの強打でポイントを重ねていきました。

ムゼッティはストロークで強打する中で、時折見せるドロップショットは抜群のタッチの良さがあり、錦織も全く反応できずに決められる場面がありました。

錦織も試合の前半で、初対戦でもあるムゼッティを探りながらプレーをしていました。

ゲームを離されてからはムゼッティを崩すために、ライジング処理を多く使うなど速い展開にペースを変えたりと工夫をしていましたが、勢いに乗っているムゼッティの攻撃を食い止めることが出来なかった試合です。

ムゼッティは、クレーコートの球足が遅くボールが跳ねあがるコートの特徴を見事に生かしたプレーを続け、終始調子が崩れることが無かったように思えます。

このムゼッティは2019年全豪ジュニアチャンピオンで、ジュニアランキングが1位の注目の選手なのです。その年にプロに転向して現在のランキングが249位です。

なんといってもムゼッティはイケメンであるので、今後人気が出てきそうな雰囲気のある選手です。

まさかの停電ハプニング!

第2セット9ゲーム目3-64-4で錦織サーブで30-15の時に停電のハプニングが起きました。(センターコート)

他のコートは少し前から停電で試合が中断していたようですが、錦織がプレーしていたセンターコートは前兆でスコアボードも途中で消えたりしていました。

錦織のプレーで気になったポイント

錦織のプレーで少し気になったところは、前回の試合もそうでしたが「このポイントを押さえたら有利」になる場面で押さえることに苦労しているのです。

試合を見ていて、錦織は相手選手より早くに顔が赤くなり体力を消耗している感じがしました。

今までだと、涼しい顔して5セットを戦っていましたが、明かに体力が落ちている感じが見受けられました。

もしかしたらフルセットまで体力が持たないという体力的な焦りからなのか、最後の締めを決めきれていないのです。

確かに試合から離れていたことやコロナに感染して安静にしていたことに加え、球足の遅いクレーコートでの長いラリーで、体力に影響が出ているのかも知れません。

「よっこらしょ」と声が聞こえてきそうです…

錦織圭が18歳に負けた原因は?イケメンのムゼッティとは?
まとめ

この試合は錦織の状態が悪いというより、ムゼッティの良いプレーが目立っていました。

それを錦織が崩せなかったのが敗因です。

錦織のテニスの内容的には特別悪くは無いのですが、波に乗るチャンスをつかむことが出来なかっただけなので、今後試合をこなして体力が戻れば十分活躍できる可能性があるので、まだまだ期待が持てると思います。

イタリアのムゼッティも、攻撃的なストロークの他に多彩なショットも多く、今後テニス界を盛り上げる可能性のある注目したい選手でもあります。

コメントを残す