小5の初心者をプロ選手にする始め方!テニスでプロを目指す方法

日本のテニスのプロは、野球やサッカーのようにプロになっても華やかな生活はできません。
例外として錦織選手のような世界的なレベルにならないと難しいのが現実です。

日本国内のテニスのプロくらいでは、スポンサーも宣伝効果を感じる商品としての魅力をさほど感じていないからです。

ただ、世界で活躍できるようになると話しは別になります。これはテニス以外のローカルスポーツでも同じことが言えます。

今回は自分の子供をプロテニス選手にさせる為の「最初の始め方」を紹介します。

地元の練習場所の選び方

テニスを始めるには「テニススクール」に通う必要があります。

テニスを本格的に始めるなら、ジュニアの「育成クラス」があるスクールを選びます。

通常の「ジュニアクラス」と本格的に行う「育成クラス」の見分け方は、レッスン時間の長さが違います。

ジュニアクラス 育成クラス
練習時間 ~60分 120~180分
上達度
コーチの対応 常にやさしい やさしい~怖い
トレーニング ほとんどない ある(ハード)
練習内容 ゆるい ハード
目的 楽しく・健康 強くなる・大会優勝

スクールの名前も「~スクール」よりは「~クラブ」や「~アカデミー」の方が育成する考えがメインでやっているところが多い。

育成クラスがあるスクールのコーチは、ジュニア時代からの実践の経験者がいるため実践を教える力があります

強くさせる方法を知っているので、練習もトレーニングも厳しく、マナーも身につきます。

クラブとしては、ジュニアを全国レベルに育てることで、そのクラブの知名度を上げるため価値があるのです。

育成クラスがないスクールは、育てるよりも楽しさを優先した習い事のカラーが強いので、娯楽テニスという感じです。全国展開している大手スポーツクラブのようなところ。

大きな違いは、教えてもらえる実践的な内容が全く異なり、1~2年後に大きくテニスの差が開きます。そのため子供のモチベーションにも差が開きます。

ただ、ある程度のレベルにならないと育成クラスには入れないので、初めのうちはプライベートレッスンなどでレベルを上げることを優先する必要があります。(下記のレベルを上げるにはを参照)

質の良いコーチの見極め方

テニススクールで謳っている「プロのコーチ」は、プロのテニスコーチとしての「資格を持っている」意味で、テニスのレベルが高いとか、テニスの実績や経験値が豊富な事とは無関係です。

コーチというサービス業を極めるライセンスみたいなものなので、専門学校に行っても取れる資格です。

「選手経験がある」コーチは、テニスのレベルも実戦の経験値なども豊富なので実践を教えるレベルが高く内容が濃いです

そのためプロの選手を目指すのであれば、「選手経験のあるコーチ」を選ぶ事をおすすめします。やはり実戦を経験しているコーチと、コーチ業を勉強したコーチでは比べることができない経験値の違いがあります。

「プロテニスコーチ」とはスクールに通うお客さんを「より満足させる」ことに長けているので、娯楽でテニスを習うのであれば十分満足を与えてくれるコーチです

選ぶコーチの理想としては、選手経験もコーチ経験も豊富な人は、選手経験があるので試合時のメンタル的な部分や考え方など、経験に基づいた根拠のある実践的なことを学べます。

プロテニスコーチの資格は、当初「この資格を持っていないテニススクールが運営できなくなる」という経緯があり、各スクールがコーチに資格を取らせたものです。

しかし、あれから10年以上は経ちましたが、そんな気配すらなくなってしまいました。
中途半端なところをみると、ある意味、国(文科省)の金儲けの一環だったと思えてしまいます・・・

スピーディーにレベルを上げるにはプライベートレッスンが最適

やはり上達するには個人レッスンが一番手っ取り早いです。
そのため初めのうちは、プライベートを多めにして早くレベルを上げるようにします。

プライベートレッスンはお金はかかりますが、断然近道をさせられるので価値はあります

前述したように、選手経験のあるコーチを限定して「子供を強くさせたい」旨を伝えてお願いしましょう。

  • レベルを上げるためにプライベートレッスンなどを週に4~7回(2時間)はやらないと早い効果は期待できません。
  • プライベートレッスンでは、技術の練習はもちろんですが、ゲームのやり方やポイントの取り方も同時に身につけるようにしましょう。
  • レベルが上がってきたら育成クラスに入れてもらえるので、プライベートから育成クラスに切り替えて練習をします。

やはり同年代で上手い子がいると刺激になり切磋琢磨するのでレベルが上がりやすくなります

プライベートレッスンの注意点として

親切に教えてくれるからと、コーチ経験・選手経験のない人に頼まない。

人が教えられるのは、自分の経験していることしか教えられないため、プロを目指す子供とは観点が違います。しかも正しいかどうか根拠もないことが多いのです。

私も当時はコーチ以外の大人の方と練習すると、必ず「ボレーはこうやるんだよ」とアドバイスを頂きましたが、そのアドバイスを真に受けて遠回りをした経験があります。

親切には感謝してアドバイスはヒントぐらいにしておきましょう。

子供の試合会場は情報を得る宝庫

大会がある時期は、試合の経験もつけさせる必要があるので、どんどんジュニアの大会に参加させて先ずは試合の雰囲気に慣れさせるようにしましょう。

◆試合に出ることのメリットとして友達を作れます。親同士も仲良くなり友達を作ることで色んな情報を手に入れられるからです。(メールや電話の連絡先を聞いておく)

  • 大会の情報
  • 練習場所の情報
  • 練習先の情報
  • 怪我した時の病院の情報
  • コーチの情報 他

◆試合という普段と違う心理状態の中で、練習したことをアウトプットさせる作業をすることで覚えるスピードも上がります。

◆試合では、勝つ為に足りない部分がはっきり分かるので、身についていない部分の確認作業もできるのです。

子供の試合で大人の方がチェックする部分。

見ている大人の方は試合の勝敗より「過程」に重きを置く。

  • 習ったことが出来ているかのチェック(技術・戦術など)
  • 試合中の子供が良かった部分のチェック。

試合後の反省

  • 最初に子供の感じた意見の確認をする。
  • 大人のチェックした内容を子供に伝える。
  • 最後に子供の試合中に良かった部分を伝える(褒める)

要するに改善点を洗い出し、その部分を修正する作業を行うためです。

最後に「褒める」ことで、モチベーションを上げられ失敗を素直に反省して、また「褒められる為に」頑張ろうと思います。

レベルの高い環境で練習する。

病院もそうですがセカンドオピニオンがあるように、習うコーチによって「伝え方」や「考え方」が違います。

メインの練習場所は1つにしても、刺激をもらう練習場所は複数あった方がプラスになります
例えば全国で上位レベルのジュニアがいるクラブで練習すると、子供は刺激を受けることができます。

場所にもよるとおもいますが、夏休みの一週間使って練習に混ぜてもらう行動です。

そのため、いきなり申込むよりは、友達に紹介してもらえると趣旨が伝わりスムーズに話しが通ります。そのため前述したように友達を作ることも重要になってきます。

子供の可能性を伸ばすには、どのアドバイスがヒントになって急激な飛躍になるかは未知数なのです。そのチャンスを子供に与えて、良い刺激だけを利用するようにしましょう。

私は地域代表の合宿に参加した時に、そこにいたコーチ(有名選手)の一言のアドバイスで色々な点と点が繋がったことがありました。

結局は同じ事を言っているのですが、ちょっとしたニュアンスの違いで頭にスムーズに入り一瞬で身体に伝えることができました。

コーチも人間なので、人としてのタイプもありテニスの経験値も違います。
どのコーチから腑に落ちるアドバイスが聞けて、それが一気に繋がりだして花が開くかは体験しないと分からないのです

私の経験からすると目標にもよりますが、目標が高ければ人から教わるアドバイスは、選手経験が豊富で実績があるコーチから受けるアドバイスは、根拠があり遠回りをしない正しい答えが多かったです。

子供を本気でプロテニス選手にするには? まとめ

  • ジュニアクラスよりも育成クラスがあるスクールを選ぶ。
  • 選手としての経験値が豊富なコーチがお勧め。
  • プライベートレッスンでレベルを上げて、育成クラスで練習する。
  • 試合で色々なプラスになる情報を得る。
  • 周りのレベルが高い、刺激のある環境で練習する。

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