試合で落ち込む人は、自分の思うような結果にならない事に気持ちが落ち込んでしまうことが多いのです。
酷い場合は、試合が終わるまで心のコントロールができないことも・・・
自分が上手くできないことで「役に立っていない」気持ちや、本当はもっと出来るのに「出来ない自分に」気持ちが乗らなくなるのです。
それを察したペアが、いくら前向きな声がけをしても、気持ちが乗らない人は手が付けられないものです。
ある意味「今日は気持ちが失せたから、ゴメンね~」と、唯一の味方であるペアを切り捨てるような態度でもあります。
100%のオレンジジュースがあるように、まさに100%の「わがまま」と「甘え」だけなのです。
シングルスの試合ならまだしも「勝手にどうぞ」ですが、ケーキ入刀かっ!と言いたくなるような2人の共同作業でダブルスは成り立つのです。
ペアにしてみたら「試合に出るのに時間を使って」「参加料払って」「楽しむ為の試合なのに」ゲームを捨てるような覇気のなさをするなんて、感謝の気持ちも感じられずイライラもします。
私だったら「スタッフサービス オー人事」に電話したくなります。
これウケます。ペアに恵まれなかったらこれを見て笑ってください。
試合という「結果が残る」環境が心を狂わせる原因
これが、ただの気楽な練習試合だったら「落ち込んで手が付けられない」状態なんて起きないのです。
結果が重要になってくる「試合という環境」が、人のメンタルを崩してしまうのです。
ただ、それも「考え方ひとつ」で変える事もできるのです。
冷静に考えたらテニスの試合なんて生死にかかわる争いでもなく、ただの娯楽なんです。
世の中にはテニスをしたくても身体の都合でテニスができない人もいるのです。
テニスコートで「走ったり」「打ったり」できるだけでも幸せな事です。
自分のペアが落ち込んでいる状態が長ければ長いほど、試合に勝つことが難しくなるため、試合中にペアの気持ちを「切り替える」環境を作る必要があります。
結果にこだわり過ぎるとメンタルを崩してしまう
余りにも結果にこだわり過ぎることは、自分へ過度にプレッシャーをかけているのと同じ事なので実力を出しにくいのです。
「結果」には原因があるように、テニスではポイントの積み重ねという過程が重要になります。
過程が良いと結果も良くなる確率が高くもなり、過程が悪いと結果も悪くなる確率が高くなります。
人間は弱い生き物だから、まだ分からない「未来の結果」を意識することで、不安を呼び起し思い切りが悪くなるからミスをしてしまい重要な「過程」に影響を及ぼしてしまうのです。
ミスをして気持ちが落ち込んでいる時は、脳も正常に動いていないものです。
未来を良い結果にする為に、ペアの焦点を「今、何を優先すべきか?」の過程に合わせる必要があるのです。
焦点を戦術にズラす事でプレーは変わる
気持ちが落ち込んでいる人をゲーム中に手っ取り早く気持ちを上げるには「楽しい」気持ちを作り上げることなのです。
人は誰もが「楽しい感情」が行動を促進してくれます。
テニスに置き換えると、チャンスボールを決めたりすることが「楽しさ」と「ストレス発散で気持ち良さ」を感じ、気持ちを乗せることが出来るのです。
要するに「ポイントを取る役目」を多くすることなのです。
(ただ、時には目を覚まさせる為に咤激励も必要な場合もあります。)
そのポイントゲッターの役割をその人に任せて、自分はチャンスが来るように相手を動かす戦術に切り替えるのです。
後ろのボールは全て自分が返すから「ネットで自由に暴れて!」と気楽な環境を与えたら、浮いたチャンスボールが来るように、深く・短く・角度・ロブを駆使して相手ペアを動かすことだけ考えます。(自分のテクニックも磨かれます。)
テニス「ダブルスの戦術-パターン」の効果を知ると勝率が変わる!
ペアも何球か「チャンスボールを決める」ことで徐々に気分が晴れてきます。
このような片方が作る役割で、もう片方が決める役割を「2人共が」出来ることで気持ちのコントロールも出来るようになり、ダブルスがどんどん強くなります。
なにより「ポイントを取る過程」に焦点が合うので、勝つ為の戦術レベルが上がり安定した力になります。
だから、戦術を考えることで「余計なプレッシャー」や「力み」など、勝つ為に不必要なことが消去でき、実力が発揮されやすくなるので、試合を楽しむことが出来るようになります。
初心者でもすぐに使える雁行陣の戦術!テニス-ダブルスのポジション
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