このページは、サーブが弱々しい初心者に「力強さのあるサーブを打つ練習方法」を、わかりやすく解説します。
サーブの練習をすると、周りに比べても(自分だけ)ハエが止まれそうなほど力弱く
と、萎えてしまう。そんな落胆する気持ちも、肩を回せるようになると解決できます。
テニスのサーブで、力を上手く伝えられない原因として、肩を回せないことが多いのです。
ラケットを持つことで、スムーズな動きになっていないからです。
肩が回らないと
- ボールを投げられないためサーブの時の腕の使い方がわからない。(女性が多い)
- ボールは投げられるが、全くスピードが出ない。(男性に多い)
このような状態は、ボールに力が伝わらないので「無理に力を入れる」サーブとなり、ぎこちない動作になってしまいます。
そのため、カッコ悪いフォームが身につく前に、肩を回す動作の練習をすると、理に適った綺麗なフォームで打てるようになります。
目次
実は自分もサーブが全く打てなかった…その原因
自分は中学からテニスを始め、色々な事がそれなりに出来るようになったのですが、サーブが全く打てませんでした。
ボールも5mぐらいしか投げられなかったのです。小学校までは少年野球でピッチャーをやっていました。「えっ?」
それでなんでサーブが打てないの?と、 思いませんか?
実は、少年野球は右投げ右打ちでした。
右腕は自由に使えるのですが、左腕は経験値が無いので全く操れませんでした。
ただ、字を書いたり箸を持つ手は左手だったので、左の要素もあったと思います。
テニスを始めた時も、右側のボールは右腕で左側のボールは左腕で打っていました。
しかし、教わったコーチに「テニスは左利きが有利だから」と、左手でテニスを始めました。
時が経ち、ストロークやボレーはスムーズに上達していました。がっ、サーブだけは全くボールを飛ばせられませんでした。
ボールもまともに投げられなかったので、ボールに力を伝えられず、腕の使い方がわからなかったのです。
体も大きかったので、フォアハンドはパワフルなボールを打っていたのですが、サーブだけが(ハエが止まれそうな)ゆるゆるサーブでした……
人に見られるのが恥ずかしくてたまりませんでした。
練習試合をやっても、サーブがまともに飛ばないので、サービスゲームをキープすることは夢のまた夢でした。
たった1枚のタオルがサーブを変貌させた!
しかし、それがある日突然びっくりするようなサーブに変われたのです。
それは、ラケットも使わずに家の中で出来るシンプルな練習で、タオルの端にボールを入れて、ボールが落ちないように結び、ボールの重さを感じながら素振りをするだけなのです。
このタオルの素振りで、毎日練習したことで、肩を回す感覚が身につけられたのです。
タオルからラケットに替えて素振りをしても、ラケットが背中側でくるっと回る感じができるようになっていました。
いざ、サーブを打ってみると!
いきなり「えっ!」と、驚くような威力のサーブが打てたのです。
全てが、かみ合い腕と体も連動して、打ち応えのあるサーブを実感できたのです。
サーブの練習だからと言って、実際に打つだけが練習では無かったのです。
【やり方】
- 細長いタオルの端っこにボールを包んで、ボールが取れないように結びます。
- ボールが付いていない方を、グリップを握るように持ち実際のサーブの素振りをします。
POINTタオルの端に付いているボールが体に当たらないように背中でくるんと回してフィニッシュまで持ってくるのです。
画像を見つけたので参考にしてみて下さい。 この画像と同じ練習を家の中で何回も行いました。
- サーブを打つ構えを作り、両腕をバンザイするように頭の上まで持っていきます。
- そのまま、背中側でボールの付いている先端を、身体に当たらないようにくるんと回します。(反時計回り)
- くるんと回して戻ってきたら、サーブと同じフィニッシュの方に振り抜きます。
*文字でイメージができなかったら上の画像を見て下さい。
この練習は、ラケットを背中側で「下げる感覚」と、背中から一気に「振り上げる感覚」を覚えられます。
というのは、ボールの重さを利用して、理に適った腕の使い方を癖つける素振りだからです。
だから、タオルからラケットに替えても肩を回せるようになり、ボールに力を伝える感覚が身につけられるのです。
今までサーブのときに感じていた「歯がゆい気持ちも」スッキリ解決できます。
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誰にでもできる「上達を早くさせるコツ」
上達とは、正しいやり方を「体に記憶させる」ことなのです。
そのため、速く上達したい場合は、記憶させるスピードを上げることなのです。
もちろん「理に適ったやり方」で、ショット別に記憶させます。
私の経験上、人と同じ練習量だと「吸収する能力で」差が生まれますが、人より多く練習(記憶)すると、誰でも今の自分を変えることができます。
私も、ボールを投げられない状態から、(ただの素振りだけで)武器になるサーブが打てるようになりました。
腕を正しく使えると、ボールに力を伝えられるので、今まで感じたことのない気持ち良い打球感を必ず得られます。
さらに、基本の使い方が身に付くと、スライスサーブにも応用できるので、綺麗になったフォームを、スマホで撮影して見るのが楽しくなります。(撮影すると上達の過程が確認できます。)
私が運営していたスクールで使っていた、(タオルを使うサーブ練習以外で)お勧めなサポートアイテムを紹介します。
お勧めするサポートアイテムは、正しいフォームで行えているかを「音」でチェックすることができるのです。
例えば
- バンザイするようにラケットが立っているか?
- 背中側でラケットヘッドが落ちているか?
- ラケットを上に振り上げているか?
POINT正しくできていると、おもりが移動するので「カチッ」と音で判断できるのです。
- スタートの構えでおもりを先端にして、万歳でラケットヘッドが立つとおもりが下がり「カチッ」となります。
- そのままラケットヘッドを下げるとおもりが移動して「カチッ」となります。
- 最後はラケットを振り上げると、おもりも移動して「カチッ」となり、正しいスイングの確認が出来るのです。
この練習器具は「カチッ」という音が正しい動作のチェックになるので、コーチの代わりにチェックするような役目もしてくれます。
しかも、小さなスペースがあれば、自宅でも正しいフォームを身につけられます。
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まとめ:元テニスコーチが教える!サーブが弱々しい初心者を変える練習方法とは?
- 誰でも肩を回す動作を身につけると、サーブを変えられる。
- 力強いサーブは、背中側でラケットをくるんと回す癖をつける。
- 練習アイテムを使って、体に正しい動作を記憶させると上達が早まる。
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