サービスのグリップは握る位置によって色々な特性があります。
どんなサーブが打ちたいのか?
どのくらいのレベルが目標なのか?
などによっていろいろ変わってきます。
今回の記事はグリップの握る位置に悩みをお持ちの方に、
それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。
少しでもサーブに自信が持てるきっかけになれば幸いです。
グリップの位置で伸びしろが違う

本当は良いサーブが打ちたいのに、上手く打てない。
ゲームをするとサーブが不安定なので、気が気じゃない。
動画で自分のフォームを見たら、カッコ悪く落ち込んだ。
なんて感じた事はありませんか?
サーブはグリップの握る位置ひとつで、出来る事が
色々変わってきます。
打ちやすいからと言って握っていると、自分が目標とする
質の良いサーブが打てない事もあります。
サーブを入れられれば良いだけなのに、本格的な握り方だと
時間がかかり過ぎて楽しさが半減する事もあります。
始めたばかりの時は簡単で打ちやすい握り方でスタートして、
目標によって徐々に握り方を変えていくのも1つの方法です。
テニスでは、唯一サーブだけが相手に左右されないで
自分のペースで先制攻撃が出来るショットなのです。
相手と対決する勝負なので自分のペースで先制攻撃が出来る
ショットは武器にする価値は大いにあります。
楽しさや勝率の伸びしろが大きく変わってきます。
ただ、サーブが「イン」の時はベースラインの深さじゃない為、
短いボールである事を忘れないで下さい。
なので、回転の少ない普通のサーブはコート内で打てる
ただのチャンスボールになってしまうのです。
要するに相手が先制攻撃をしやすい環境の為、
コースや回転量を駆使して打ちにくくする必要があるのです。
握る位置のメリット・デメリット

握り方は、上の写真の親指と人差し指の指の間の赤丸の部分が
下記のグリップ図の赤丸の位置に合わせます。
◆コンチネンタルグリップの特性
最も薄い握り方で、上級者にはポピュラーな握り方です。
![]()
メリット
- 振り始めから押さえ込みまでリストを
最大限活かせる。- 回転もかけやすい。
- スピードも出しやすい。
- 振り抜きやすいので安定させやすい。
デメリット
- 慣れるまで時間がかかる。
- 初心者には飛ばしにくい。
- 振り抜け無いとネットミスが多くなる。
下の写真はコンチネンタルグリップでのインパクトの形。
手首に負担がかからないスムーズな状態。
◆イースタングリップの特性
メリット
- リストもそれなりに使えます。
- コンチネンタルグリップよりは導入しやすい。
- 回転もかけられる。
- 振り抜いて打ちやすい。
デメリット
- 回転を意識して振り抜かないとオーバーする
ミスが出やすい。- 手首の形を上手く使わないとサーブが
不安定にもなる。- 多少手首に負担がかかる。
下の写真はイースタングリップでのインパクトの形。
手首を少し曲げてインパクトの形を作る必要があります。
◆セミウエスタングリップの特性
![]()
メリット
- 初心者でもすぐに覚えられる。
- 羽子板打ちように手のひら感覚でボールを打てます。
- 比較的コースを狙いやすい。
デメリット
- リストで押さえ込む使い方が出来ない。
- 回転がかけにくい。
- ボールにパワーを伝えにくい。
- 風に左右されたミスが出やすい。
- 回転をかけようとすると手首に負担がかかる。
下の写真はセミウエスタングリップでのインパクトの形。
ヘッドをきかした押さえ込みにくい握り方です。
コンチネンタル | イースタン | セミウエスタン | |
安定度 | |||
球種 | |||
回転量 | |||
攻撃力 | |||
導入 | |||
タイプ | 時間がかかっても上手くなりたい向上心のある人向け。 | 良いサーブは打ちたいけど早く覚えたい人向け。 | サーブは取りあえず打てればいい人向け。 |
メリットは?

正しいグリップの位置でサーブが打てるとコート内に
入る確率も上がってきます。
入る確率が上がると不安も軽減されます。
リストが最大限活かされるので、パワーも出てきます。
正しいグリップで行うとラケットを振り抜かないと
ボールが飛ばないので振り抜く癖がつく。
ラケットを振り抜けると回転もかかり、
風の影響を受けにくくなる。
回転がかかると相手も打ちにくくなります。
まとめ
- グリップの握る位置によって出来る範囲が変わる。
- サーブは唯一相手に左右されないで自分のペースで打てる。
- サーブはネットを越えてすぐの枠のため、短いボールと同じ
事なので回転やコースを駆使する必要がある。 - 慣れてきたら徐々にコンチネンタルに近づけていくと
最大限の力を発揮できる。
誤字脱字がございましたらお許しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す