このページは、片手バックハンドが弱点と感じている方に「武器になる使い方」を、わかりやすく解説します。
今の時代は男性でも両手バックハンドが主流となっていますが、50代で若い頃にテニスを習っていた男性は、片手バックハンドで打つ方が多いのではないでしょうか。
片手バックハンドから両手バックハンドに直す人のほとんどは、片手だと力負けや高いボールが打ちにくいからという理由が多いのです。
50代で試合に出ている男性は、まだまだ体力的にも若者には負けたくないし、しかも力負けもしたくないと感じているものです。
片手バックハンドは、力負けをしないようにすると「力みのせいで打点が遅れ」コースが甘くなることがあります。
ダブルスでは相手前衛の餌食になったり、シングルではクロスに打ったつもりがセンターに入ることで相手に攻めこまれてしまいます。
かと言って、スライスボールは力がないため攻め込まれやすいものです。
ただ、フェデラーの片手バックハンドのような、フォアハンド並みに効果のあるボールを、クロスへ打っている人がいるのも事実です。
目次
ボールの捉え方で打点が遅れなくなる
下記画像のように、通常の下から上に捉える、ラケットを真横の状態で捉える使い方はスピンをかけるには間違いではない使い方ですが、力みなど、ちょっとしたことで遅れる場合があります。
打点が遅れるとコースが甘くなり、簡単に攻撃されてしまいます。
しかも、ボールを縦に擦る形だけを覚えると、胸から顔の高さの「高い打点のボールが」打ちにくくなってしまいます。
そこで、使い方はボールに縦の回転をかけるのではなく「斜めの回転をかける」ようにスイングを意識します。
上記画像①は、ボールに加える回転方向です。
画像②はインパクトの瞬間で、ラケットヘッドが立ち気味で捉えるようにする事で、斜めの回転をかけられます。
ボールに斜めの回転を加えることは、ボールがアウトしづらくさせられるのです。
というのは、ボールを縦に擦る場合、(精密機械のように)同じ面の角度でラケットを出せる場合は安定します。
しかし、面が不安定な人には、(面の)角度のズレがダイレクトに影響してくるのです。
例えば、上記画像(左)のような、面の角度で毎回出せると安定したボールを飛ばせますが、左の画像のように、ラケット面が少しでも開いた状態でスイングしてしまうと、ボールがアウトしやすくなるのです。
そのため、斜めにボールを擦ることで、面の角度が開いて当たった場合でも「コースのズレになるだけで済むのです。
ボールを斜めに擦るには、テークバックでラケットを立てながら引きます。
ラケットを立てて引くことで、グリップを握ったときに、手首がグラグラしない角度の状態を保てるようになるからです。
しかも、その状態がインパクトで作る手首の形なのです。
ラケットヘッドを立てて使うことに慣れると、高い打点のボールも攻撃したり打ち込むことができるようにもなります。
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斜め回転にするスイングの仕方
スイングは下から上よりも、下記画像のように前に出しながら斜めに振り抜くイメージです。
この使い方は、片手バックハンドでライジングボールを処理するときも、振り遅れが出にくいのと、ボールが浮き過ぎないようにさせられるスイングでもあります。
上記画像は「腰の高さ」「胸の高さ」「顔の高さ」のボールを打つときのスイング方法と、インパクトで作るラケット面の立ち加減です。
打点が高くなるにつれて、ボールには横回転が多くなるスイングをします。このスイングに慣れると、片手バックハンドで高い打点のボールを攻撃しやすくなります。
上記動画のように、ラケットを斜めに振るスイングで、クロス方向に安定して飛ばしやすくなります。
要するに、斜め回転のボールを飛ばそうとすると、ラケットを「下げ過ぎないで打ちにいく」ため、打点が遅れにくく前方で捉えやすくなるからです。
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片手バックハンドのインパクトの感触をリアルに感じられるおすすめ練習器具
この練習器具は、実際のインパクトと同じ感触で、素振りができるのです。
素振りだけをするよりも、実際にボールを打つ素振りなので、ボールの「距離感」と「打点の位置」を把握しながら練習ができます。
そのため、テニスコートで練習する時間が無い人でも、自宅で練習不足を解消できます。
試合になるとバックハンドを狙われて、深くクロスに返したつもりが「浅っ!!」と、思った瞬間には攻め込まれてしまい、毎回同じ負けパターンにやるせない気持ちも、スイングを身につけると解決できます。
だから、今まで同じパターンで負けていた相手を、攻撃して打ち負かすことができるのです。
まとめ:50代男性でも力負けしない片手バックハンドのスピン!【テニス】
- テークバックは、ラケットを立てながら引く。
- ボールに斜め回転を加えるようにスイングする。
- インパクトは、ラケットヘッドが上がった状態でボールを捉える。
- ラケットを立てられると、高い打点のボールも打ち込むことができる。
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