フォアの不安をなくすためには、自信をつける必要があります。
自信をつけるには、実績という裏付け練習を繰り返し行います。裏付け練習を繰り返し行うことで、自信が強化されます。
逆に裏付けの繰り返しが少ないと、自信は簡単に崩れてしまします。
この練習で、枠に正確に狙う為の「ボールとの距離感」と、ボールを運ぶ為の「身体」や「腕」の使い方の感覚を身につけられます。
何気なく「打つ」より、細かく「狙う」感覚を身につけることが、ボールを自在に操れるようになり、試合を有利に進められます。
球筋も緩く勢いのないボールよりも、スピン回転の勢いのある球筋の方が断然有利にさせることができます。
その最上級を行っているのが世界のトップテニス選手なのです。
この感覚は男女関係なく、身につけている人が試合を有利に運ぶことができるのです。
細かな感覚を身につけると、追い込まれた状態からでもピンポイントでコースを狙えるようになるので、相手には嫌な存在となりプレッシャーをかけられるようになります。
目次
ラリー中のフォアハンド練習方法
半面フォアサイドのラリー中に枠を狙う。
上記画像のように1対1の半面クロスラリーで、枠を作り枠の中に入れる回数を決めてクリアするまで行います。
黒丸が返球しながら数字を数えて、赤丸がメインで狙う練習をします。
赤丸の人はできるだけフォアハンドで打ちたいので、ボールを打ったらセンターマークに近寄るように行います。
赤丸の狙う人のポイントは、実際にテニスの試合で使いたいスピードのボールで全てのボールを狙います。
動かされてしっかり振り切れない場合は、繋ぎのムーンボールに切り替えて戻る時間を稼ぐボールで狙うようにします。
簡単にクリア出来る場合は、枠を小さくしたり、目標時間を決めてクリアするように行います。
半面バックサイドのラリー中に狙う
上記画像のようにバックサイドもフォアハンドで狙うようにしますが、できるだけ回り込みのフォアハンドになるように、ボールを打ったらセンターマークに少し近寄るようにしましょう。
バックサイドのポイントは、回り込んで打つ「身体の使い方」や「足の運び方」を覚える必要があります。
人数が多い場合の練習方法
2グループに分けて、目標回数をクリアしたら順番に交代する。
上記画像のように3人グループにして、予め行う順番を決めて狙う人が数字をクリアしたら交代します。
返す方の2人組は、3球打ったら交代しながら行います。
人数が多いと、レベル差によってクリアする時間がかかる人が出てくるので、1人3分など時間でチェンジして、枠に入った数を青丸グループと赤丸グループで対決すると盛り上がりフォアハンド練習のモチベーションが上がります。
1面コートでより試合に近い練習方法
上記画像のようにラリーを2対1で行い、赤丸の1が左右の枠を狙います。
狙う順番は自分の判断で行いますが、狙いやすい体勢のときは、均等に打ち分けるようにします。
判断として、動かされた状況によって狙える位置があるので正確に狙える方を選択して下さい。
黒丸の返球する2人は、枠に入った数字を数えながらセンター気味に返球します。
赤丸の1名の方は、アウトボールも含めた全てのボールを枠に狙います。
人数が多い場合の練習方法
グループに分けて、30球を何分で入れられるか?のように対決します。
上記画像のように赤丸の枠を狙う人は、3球打ったら交代しながら的を狙います。3球全てのボールを状況に合わせてしっかり狙います。
黒丸の返球する人は、枠に入った数を数えながら10球入ったら交代します。
交代は反時計回りでフォアサイド→バックサイド→休憩とチェンジします。
返球する方は、できるだけボールをセンターへコントロールします。
注意として、練習の趣旨を間違えない。
早く終わらせるためのフォアハンド練習にならないで、試合で効果的な勢いのあるボールで練習することを優先して練習しましょう。
最後に
テニスのシングルスの試合で最も楽な展開は、追い込んだ後にミスをしてくれる相手なのです。
人間は、相手がミスをしてくれると精神的に楽になり、気持ちを乗せやすくなり「勢いずく」ことができるからです。
逆に、追い込んだのに逆転のショットがあると、人間は弱い生き物なので精神的なダメージが1ポイント以上の価値があり、ゲームの流れを左右するほど「見えないパワー」があるのです。
そのため、追い込まれても、細かくコントロールができる感覚がとても重要になります。
例えば、追い込まれてからボールをコート内に「返球するだけ」でも、相手にはプレッシャーがかかるものです。
ここまで追い込んだら「ミスができない」と感じるからです。
テニスで「対決」することは、もちろん技術の向上も重要ですが「勝つ」為に一番重要なことは「メンタル」なのです。
いかに相手の「メンタルを崩せるか?」が重要になります。
そのため、メンタルを崩すために「プレッシャーをかける技術」を身につけているのです。
上記の練習で、持ち運びができるコートライン枠の紹介
持ち運びにも便利で、ピンポイントで狙いたい位置に狙う練習ができます。
私もジュニアの育成クラスや、一般のトーナメントクラスでフォアハンドを強化するのに使用していました。
枠のサイズを自由に変えられるので、よりレベルアップした試合用の練習ができます。
ラリー中の走る邪魔にならないので、足を引っかけて怪我をする心配もなく、効率が良い狙う練習ができるのでおすすめです。
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