テニス|ストロークで出来ないと損するスタンスとは?詳しく説明

このページは、ストロークで悩みのある方に「オープンスタンスのコツ」を、わかりやすく解説します。

テニスは、オープンスタンスでも打てるようになると、自分のできる範囲が驚くほど変わります

というのは、(通常の踏み込んで打つ打ち方だと)返しづらいボールでも、簡単に返球できるようになるからです。

しかも、少しの力でボールを飛ばせるので、女性やシニアにもおすすめです。

例えば、オープンスタンスの場合、上半身を捻じるだけで「素早く準備が整う」ため、踏み込んで打つ時間の余裕がないボールなどが、返球しやすくなります。

そのため、ベースラインギリギリの深いボールや、猛烈なスピードで飛んでくる速いボールなど、今まで打ちにくかったボールが、意外と楽に返せるようになります。

他にも、サイドに動かされたボールにも、幅広いコースで狙えるようになります。

オープンスタンスも身につけることで、(ガラケーとスマホの違いくらい)できる範囲が変わってくるのです。

元コーチからすると「こんなに変わっちゃうの?」という変化を感じられて、必ずレベルアップに繋げられる使い方を覚えないのは「もったいない」という言葉しか見当たらないです。

それくらい、身につけて「何一つマイナスにならない」動作方法です。だから、現在のプロ選手やジュニア選手も当たり前のように行っています。

オープンスタンスの「足の位置」

オープンスタンスは、②番のフルオープンと、③番セミオープンがあります。

「フルオープン」も「セミオープン」も基本的な体の使い方は同じです。足の置く位置が少し違うのです。

足の使い方は、左足を前方に踏み込まないで、上半身の捻じり戻しでだけでボールを打つ意識で行います

通常の踏み込んで打つ(スクエアスタンス)との違いは「重心を置く位置」です。

通常の(踏み込んで打つ)スクエアスタンスは、踏み込んだ「左足に」重心を乗せる打ち方です。

しかし、オープンスタンスやセミオープンは「右足に」重心を乗せたまま、右足を軸にして打つ感覚を身につける必要があります。

下記の「横」と「後ろ」から見た画像の①~③の写真のように、①のテイクバックの開始では、両足に体重が乗っています。
②~③は、上半身の捻じりが入ると、右足(赤い線)に9対1くらいの割合で重心が移ります。


*横から見た画像

*後ろから見た画像

下記画像の、上下④~⑥の写真のように、(右足を軸にして)捻じりを戻しながらスイングします。


ただ、上記の写真はアップがてらの軽いラリーなので、上半身の捻じり戻しだけで打っています。

勢いのあるボールを打つ時は、右膝にタメを作り地面を蹴りながら打つので、地面を蹴るパワーがボールにプラスされます。(下記に説明あり)

オープンスタンスとスクエアスタンスは使い分けるから効果がある

基本的に、オープンスタンスを覚えてしまうと「浅く短いボール以外」の、ほとんどに行えるようになります。

オープンスタンスの特徴として、相手のボールが速かったり、深くて下がる時間のないボールにも「一瞬で準備ができる」ため、返球しやすくなります。

しかも、サイドに動かされるような「守りのボールにも」返球しやすく、定位置に戻るリカバリーを素早くさせられます。

下記画像、赤い枠部分のように「攻守で」幅広い範囲で使えるのが特徴です。

反対に、スクエアスタンスの特徴は、浅く短いボールやコート内でネットに素早く移動するときは、好都合の使い方なのです。

自分の定位置にボールが来たときは、(踏み込んで打つことで)体を使った力強いボールを飛ばせます。しかし、サイドに動かされたボールには、(踏み込んだ足が)スイングの邪魔をしてしまい、飛ばせるコースが限られて来ます。

したがって、スクエアスタンスは、(コート中央に飛んでくるような)さほど動かないで打てるボールに効果を発揮します。(下記画像 赤い枠部分)

つまり、バウンドして(ゆっくり落ちてくるような)勢いのないボールには、自分から踏み込んでボールにパワーを加えやすいのです

ただ、(正面に飛んでくる)スクエアスタンスで打てる場合でも、ベースライン近くにバウンドする(深い)ボールは、踏み込んでいる時間がありません。

その場合、上半身の「捻じり戻し」だけで打てるオープンスタンスは、深いボールにも対応しやすいのです。

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オープンスタンスとセミオープンスタンスをフル活用する打ち方

オープンスタンスで勢いのあるボールを打つ使い方は、下記画像のように①の捻じりの「テイクバック完了」+「右膝を曲げる」が同時です。

画像①の赤線ように右足に地面を蹴るパワーを蓄えます。

ボールを「打つ」と思った瞬間に、画像②の赤矢印ように右足で地面を蹴り上げて(膝が伸び切るまで)真上にジャンプしてパワーを解放します。

この地面を蹴る動作が、自動的にボディーターンをさせます。

しかも、腕も上半身に引っ張られて(腕の関節もしなり)回転量の多いスピードのあるボールが打てるようになります。

したがって、自らスピードを加えるようなコート内のチャンスボールや、高い打点を打ち込むときなどに、この使い方を行うとコートに収まる確率が高くなります。

下記の動画で「オープンスタンスの打ち方」を、スローモーションで解説しています。

オープンスタンス・セミオープンスタンス打ち方のコツ

右利きのフォアハンドの基本的な足の位置です。

②番と③番のオープンスタンスと、セミオープンスタンスで打つときに難しいのが、慣れないと頭が前に突っ込んでしまい、左足が(待ちきれないで)前に出でてしまうことです。

これは、踏み込んで打つスクエアスタンスに慣れてしまい、踏み込む左足に重心を乗せて打つクセがついているからなのです。

修正方法は、(下記画像のように)右足を軸にして打つことに慣れるまでは、わざと右足を前に出してボールを打つ練習をしましょう。

上記画像のように、右足を前に出して「つま先を外側に向ける」ことによって、上体の捻じる感覚を覚えて、右足を軸にして打つことに慣れてきます

*右足を出すのと上体の捻じりは同時に行います。

サイドのボールはオープンスタンスを使う

次に、フォア側のサイドに走らせられて打つときも、最後の一歩に「右足を」出せると、下記画像のように右足軸で打つことができます。
これは、守りを固められるので、相手にプレッシャーをかけられます。

上記画像は、ジョコビッチがサイドに動かされたときの返球です。
画像③で、ボールに追いつく最後の一歩が「右足」です。

画像⑤のように、ボールの打ち終わり後は、右足がそのまま「戻るための一歩目」になるので、戻りがめちゃめちゃ早くなります。

ただ、右足軸に慣れていないと、待ちきれないため倒れるように頭が突っ込んでしまいます。

この修正方法も下記画像のように、右足を左足より前に(ネット側)出すと、倒れ込むのを防ぎながら、捻じり戻しの感覚で打てるようになります。

これはバックハンドストロークも同じです。(足は逆になります。)

サイドに動かされたボールは、この足の使い方ができるようになると、コート内への戻りが速くなります。

コートの真ん中に早く戻れることで、相手はさらに厳しいコースを狙うようになり、サイドアウトさせる可能性を高められます。

オープンスタンスは、足を前方に踏み込まないため、サイドに動かされても「身体の回転を使いやすい」ので、形勢逆転するクロス方向へも打ちやすくなります。

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まとめ:テニス|ストロークで出来ないと損するスタンスとは?詳しく説明

  • 正面向きで打ちやすいオープンスタンスは、打点を前にしやすい。
  • オープンスタンスは、ボールの変化に対応しやすい。
  • ボディーターンで打てるため、安定感が出てくる。
  • スクエアスタンスとオープンスタンスは、使い分けることで効果的。

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